アロマテラピーとは

 天然香料である精油は、アロマテラピー用としてアロマショップで販売されています。最近では健康志向の広まりや空間芳香のニーズの高まりなどから、雑貨店やインテリアショップ、ホテルなどでも販売されています。

 アロマテラピーとは、精油(Essential oil)や、植物、または植物に由来する香りを用いて、病気・けがの予防、心身の不調を改善する民間療法・植物療法の一種のことです。

 アロマテラピーは、aroma(芳香)とtherapy(療法)を組み合わせて作った造語であり、1937年にフランスの調香師・香料研究者(化学者)のルネ・モーリス・ガットフォセの著書「Aromatherapie」で世界に広まったと言われています。

 フランスのアロマテラピーは、薬理的要素が大きく、イギリス式アロマテラピーは、マッサージなどを用い心身のバランスを調整するタイプであり、現在日本で大きく広まっているのは。イギリス式アロマテラピーになります。

 精油は、植物の花や木、果実などの成分を高濃度で濃縮したものです。取り扱いには十分ご注意ください。

 同じ「香料」という原料を使った商品でも、作り方により大きく市場が分かれます。一般的な企業では、業界の特性からどちらかの市場に絞っていますが、アロマクエストはどちらの用途の香料も取り扱っています。

アロマテラピー検定①

 アロマテラピー検定とは、日本アロマ環境協会(AEAJ)主催の検定試験・資格のことです。 アロマテラピーの効用が、家庭だけでなく、ビジネスシーンや医療・介護の現場でも注目されるようになり、安全に実践できる知識がますます求めらるようになってきています。

 AEAJでは、アロマテラピー検定を設立し、基礎知識を習得することにより、さまざまな場面で植物の香りを役立てられるようにしています。

  アロマテラピー検定は、1999年に2,964人の受験者でスタートしました。近年では毎年3万人近い方が受験し、20161月までの受験者数は39万人を超えています。

 検定受験者の約6割が2030代女性です。男女比では9割以上が女性。男性が受験する際にはちょっと肩身が狭いかも。。。

 8万人を超える人が、AEAJ認定のアロマテラピー上位資格を取得しています。上位資格は、アロマテラピー検定1級を取得した方が進める資格になります。

 アドバイザー以上の資格は、AEAJの会員となる必要があります。アロマテラピー検定1級までは、主に使う側の人の資格。アドバイザー以上は、主にAEAJ側の人の資格。ビジネスとして活用する資格と言ってもいいかもしれません。

 最近では、ブレンドデザイナー、ハンドセラピストの専科ができました。これからも幅広いアロマテラピーの世界が広がってくると思います。

 アロマテラピーで使用する精油(エッセンシャルオイル)とは、植物の花、葉、果皮、果実、心材、根、種子、樹皮、樹脂などから抽出した天然の素材です。有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質であるので、インストラクターである私たちは、精油の正しい使用方法を皆様にお伝えしていきます。

アロマテラピー検定②

 日本アロマ環境協会(AEAJ)が認定するアロマテラピー検定試験の上位資格の一つにアロマテラピーインストラクターがあります。

 アロマテラピーインストラクターとは、アロマテラピー教育のスペシャリストとして、安全なアロマテラピーの実践方法を一般の方に教授できる能力を認定する資格です。精油の専門知識に加え、健康学や解剖生理学、メンタルヘルスなどに関する知識を習得し、アロマテラピーの健康維持への役立て方や幅広い利用法を指導できる専門人材です。

 

【アロマテラピーインストラクターの取得方法】

・アロマテラピーアドバイザー資格を取得

・認定スクールでアロマテラピーインストラクター必須履修科目を修了

・アロマテラピーインストラクター試験に合格

 

弊社代表も、2016年11月に、アロマテラピーインストラクター資格を取得しております。

今後、アロマテラピーの普及活動を続けていきます。

アロマテラピーの楽しみ方

アロマテラピーのさまざまな活用法をご紹介します。

  • 芳香浴法
  • 沐浴法
  • 吸入法
  • フェイシャルスチーム
  • 湿布法
  • トリートメント法
  • 手作り化粧品

​詳細はAEAJ(日本アロマ環境協会)のホームページをご参照くださいませ。

芳香蒸留水

「ローズウォーター」や「ラベンダーウォーター」のように、香りの名前がついているのに水やウォーターという名前がついている商品を見かけたことはありませんか?それは、芳香蒸留水(フローラルウォーター)というものです。

 芳香蒸留水は、精油を水蒸気蒸留法で抽出する際に副産物として得られる水です。芳香植物に蒸気をあてたり水とともに沸騰させると芳香成分が気化され、やがて冷却管により冷やされると、油(脂溶性成分)と水(水溶性部分)に分離されます。その油の部分が“精油”となり、水の部分が“芳香蒸留水”となります。

 芳香蒸留水は古くから使用されており、17-18世紀ころまでは重用されていましたが、香料産業の発達に伴い、精油が一般的に使用されるようになりました。副産物である芳香蒸留水はあまり使われず、使い切れない分は捨てられるようになってしまったようです。

 芳香蒸留水は、フローラルウォーターやハーブウォーター、ハイドロゾルとも呼ばれ、化粧水、リネンウォーター、ルームミスト、浴用水、海外では飲用としても使われています。

 アロマテラピーでは蒸留水の代わりに芳香蒸留水を利用するなど、最近でその利用方法も見直されてきているようです。